レポーター

名前
高橋 直希
たかはし なおき
会社名
五洋建設株式会社
入社年
2004年
学部専攻
理工学部土木工学科
出身地
神奈川県
趣味
サッカー
月別アーカイブ
2011年4月 [1]
2011年3月 [1]
2011年1月 [1]
2010年12月 [1]
2010年11月 [1]
2010年10月 [1]
2010年9月 [1]

♪も~う い~くつ寝ると~ お正月~♪
みなさん、こんにちは!
こちらはいくつ寝ても冬が来ない常夏の国シンガポールです。
(注:正月はちゃんと来ます)
寒い冬が嫌いな方は暖かいシンガポールへぜひ遊びに来てください!

さて、前回のブログでは海の中に鋼管矢板を打設して仮締切りをし、
その内側を砂で埋め立てて陸を作るという作業をレポートしました。
今回はその次に行う作業、「地盤改良工」についてレポートします!

「地盤改良」とは読んで字のごとく地盤を改良することです。
本工事の地盤改良の役割は、以下の2点です。
1.掘削時に掘削面が隆起するヒービング現象を防ぐ。
2.地中梁として土留めの鋼管矢板を支える。

上の様に言われてもちょっと難しいかもしれませんので、
写真と絵を使って地盤改良について説明します!

まずは地盤改良に使用する機械です。
写真の背の高い機械が地盤改良の機械で、高さ約30mあります。

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この機械の前面に付いているシャフトを地中深くまで挿入します。
そしてシャフトの先端からセメントミルクを噴射し、
シャフトに取り付けてある翼を回転させながら強制的に攪拌して
土とセメントミルクを混ぜます。そうすることによって
地中に固くて強い層を作ることができます。
当現場では地表面から最大 28m の深さまでシャフトを挿入し、
厚さ約 7m の改良を行っています。

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実際には作業中は地面の下の様子が見られないので、
絵を見て地中で行われている地盤改良の様子を想像してみてください!

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冒頭で述べた地盤改良の目的を絵で説明しますのでご覧ください。

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このように地盤改良は地中で行われているので、
目に見えないしあまり目立たないイメージがあるのですが、
とても大切な役割を果たしています。

私も「目立たないけどとても重要」という渋い男になれるよう努力します!

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最近雨期に入ったようで、
雨の降る日が多くなったシンガポールです。
現場で仕事をしていると天気の変化に敏感になります。
屋外作業なので雨のせいで作業ができなくなり
工程が遅れてしまうと気分までどんよりしてしまいます...
天気ばかりはどうしようもないのですが、
日頃の行いを良くして大事なコンクリート打設の日に雨が降らないよう願っています。

トンネル躯体のコンクリート打設が始まってから約2カ月が経ち、これまで合計約16,000㎥のコンクリートを打設しました。
先週は一日に4,800㎥ものコンクリートを打設した日もありました!
(1リットルの牛乳パックで480万本分です!)
これだけのコンクリートを順調に打設してきたので、
慣れてしまったせいか最近自分自身ちょっと気が抜けているなと感じます。
しかしトンネル躯体工はまだ始まったばかり。
もう一度気合いを入れ直していこうと思います!

それでは、下の写真をご覧ください。当現場の全景写真です。

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シンガポール川から外海への河口部に位置しています。
もう少しアップで見てみてください。

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海に仮締切りを作って水を堰き止め、その中で陸上と同じように作業ができるようになっています。

今回はこの仮締切り工についてレポートします。
下の絵はトンネルを構築している様子のイメージ図です。
真ん中がトンネルを構築する場所で、その両側に2列ずつ鋼管矢板を打設して仮締切りを行っています。また、2列の矢板の上部は鋼桁で繋いで作業ヤードとしても活用しています。

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次の絵は鋼管矢板打設状況のイメージです。
黒い線で描かれているのが仮締切りの鋼管矢板です。

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実際の写真と見比べてみてください。

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鋼管矢板は直径1.4m、厚さ19mm、長さは約60mあります。

また打設に使用したバイブロハンマーは世界最大級のもので、
重さ30t、高さ4mもあります。写真に写っている人間と比べると
とても大きいのがわかりませんか!?

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鋼管矢板を打設すると同時に内側を砂で埋め立てて、仮締切りの中を海から陸に変えていきます。

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そして最後の一辺を閉じて仮締切り完了となります。

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仮締切り完了後、内側の陸上部分と鋼管矢板上の作業ヤードを使って工事を進めていきます。

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   作業イメージ

本工事はこのようにして海の一部を陸に変えて作業できるようにし、
新しい高速道路を作っている、まさに「シンガポールの海と未来を切り拓くプロジェクト」なのです!(これが言いたかったんです...)

今回は1年前の作業を懐かしく思いながらレポートを書きました。
時が経つのは早いものですね。
私事ですが実は10月に29才になりました。
20代最後の一年を充実させるべくまずは英会話に通い始めました!
そして誕生日から禁煙を実施中です!
これからもいくつになっても若い気持ちを忘れずに、
何事にも挑戦していきたいと思います!

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打ちました3,000㎥!!

みなさん、こんにちは!もう10月、食欲の秋ですね。

こちらシンガポールの当現場では先月からトンネル躯体工のコンクリート打設が始まり、今まさに「コンクリートの夏」真っ盛りです!(シンガポールは常夏なので。)

私がこの現場に来てから1年、工事着工からいる先輩たちにとっては着工から2年にしてついに本体工事の開始です。
これまでに鋼管矢板打設・地盤改良・場所打ち杭・掘削・切梁支保工という作業を経てトンネル躯体工にたどり着いたのですが、今回は今一番Hotなトンネル躯体工についてレポートします!(その他の工種は随時紹介していきます。)

現在施工中なのはトンネルの底版と壁の部分です。

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底版の幅は約60m、高さは約2.5m、それを約20mスパンで作っていくので、1回に打設するコンクリートの量は約3,000㎥となります。

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コンクリート打設はブームの長さが52mという大型のポンプ車2台と42mのポンプ車1台の合計3台を使用して約20時間かけて行なっています。

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この打設作業がほぼ1週間に1度あり、躯体工開始から1カ月で約10,000㎥のコンクリートを打設しました。
それでもまだ全体の5%です。
これから続く長い躯体工のスタートです。

私にとっては4年ぶりのコンクリート打設だったので、
始まる前からとても楽しみにしていました。
打設中も現場に張り付いて、ベテランの先輩に教えてもらったり、
日本にいたときの現場のおじさん達は何て言ってたかなーなんて思い出したりしながら、いま経験できることを全部吸収するつもりで頑張っています!
この工事でしっかりと勉強して、
コンクリートのプロになりたいと思います!

写真はトンネルの真ん中の壁の打設状況です。将来は片側5車線の道路になります。

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一日中コンクリート打設をしていると、終わって事務所に帰ってからも自分の体にコンクリート臭が染みついているのがわかります。
作業着も汗でぐちゃぐちゃで、体もくたくたに疲れてしまいます...
しかしこれこそ建設現場!太陽の下で仕事をし、毎日充実した日々を送っています。


ところでみなさん、打設した次の日にコンクリートの上に行くとスチームサウナのような状態になっていて蒸し暑いんですよ!(ちょっと大げさかもしれませんが。)

これはセメントが固化反応することによりコンクリートが固まり始めの時期に温度が上昇するからなんです。
だいたい打設後48時間くらいが温度上昇のピークです。
本工事のように構造物の断面が大きいと、それに伴い温度上昇も大きくなり、コンクリートの表面と内部の温度差が大きすぎると初期温度ひび割れというものができてしまいます。

そこで当現場では初期温度ひび割れを防ぐために、あらかじめ冷やしたコンクリートを使ったり、温度差を少なくするためにコンクリート表面をシート等で覆って表面からの
放熱を防ぐ保温養生を行ったりしています。

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また躯体の中に計測器を設置して打設中から1週間くらい、コンクリートの温度のモニタリングも行っています。コンクリート内部の温度は70℃程度まで上がることもあります。

土木工事では、作るものは大きいのですが、このように繊細な管理も行っています。


ちょっとだけ現場の風景を紹介します。
現場の朝と言えば「ラジオ体操」です。
毎朝みんな集合して朝礼の前にラジオ体操をします。
当現場でも作業員は日本人ではありませんが、
日本語の放送でラジオ体操をしています。
ちょっと動きはバラバラなんですが...

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日本の現場では外国人と一緒に仕事をすることはあまりありませんが、海外の現場では様々な国から来ている人達と仕事を一緒にします。

当現場は500人以上の作業員が働いており、出身国もシンガポール・韓国・中国・インド・バングラディッシュ・ミャンマー・タイ・フィリピン・インドネシア・マレーシアなど様々です。
共通の言語は英語なのですが、全員が流暢に話せるわけではありません。
でも顔と顔を合わせて話せば言いたいことは何となく分かるんです!
(重要なことはもちろん英語のわかる人と話しますが。)

みんな明るくて笑顔が素敵な人達です。
色々な人達と触れ合えるのも建設業の楽しみの一つです。

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